2018年12月11日火曜日

Webライターというお仕事。


フリーになって1年半。
仕事少ない、こりゃあかんがなと、
ネットでライター仕事をググってみると、
ああ、多いな、web系のライティング募集。
いまやプリント物よりもwebの方が主流らしくって、
どこの制作会社も、webライターを探している。
求人斡旋会社の人に聞いていたら、やっぱり、そういう傾向だそうな。

ところが問題は、「webコピーライター」という表記。

そもそもコピーライターとはなんぞや?ということになるのだけど、
コピーライターを「広告に使用する文言を書く職業」と定義したとすると、
webのお仕事が果たして広告なのかどうか?ということ。

もちろん、web上での広告てかいもある。
けれども、求められているwebライターのほとんどは、いわゆるまとめサイト的な、
あるいはweb上の情報誌的なライティングを求められている。

実は、私もまとめサイト的なwebライティングをいくつかやってみた。
広告主からの商品情報などはまったくなく、自力でweb検索して商品周りの情報を収集して記事化するというものだった。

ふーむ。書くという行為には違いなのだけれど、なんか違う。
web記事の場合、大事なのはseo対策。
seoとは、サーチエンジン最適化(Search Engine Optimisation)の頭文字。
もうみんな知ってると思うけれども、念のため。
googleやyahoo検索で、上位に表示されるための技術。

このseoを上げるための方法はいくつもあるようだけど、私は詳しくない。
だけど基本は、ヒット率の高い検索キーワードを何回も文中に取り入れ、
共起語という、関連ワードも必要回数文中に入れ込むなどの手法だ。
もちろん、読みやすさとか、正確さみたいな文章の基本も必要だけど、
すべて、検索エンジンのお気に入りになるように考えていかなければならない。

そうです。ターゲットは、人言ではなくて、検索エンジンなんです。
文章の上手い下手よりも、検索エンジンにとって美味しい言葉の提示が必要なんですね。

こう考えると、なんだかこれまで私が携わってきたコピーライティングとはかなり違うとわかる。
いやいや、時代の変化に伴って、コピーライターの守備範囲が膨らみ、求められるスキルにseo対策が付け加わったんだ、こう考えることもできます。

だとすると、コピーライターはwebライターを兼ねることはできる。
だけど、webライターにもコピーライティングができるんだろうか?
このあたりを、私のような古くからのコピーライターは疑問に思ったりするわけです。

なんだかちょっと、時代についていけない老人の遠吠えのようではありますが・・・。

ともあれ、世間の評価では、一般的にwebライティングの文章クオリティはさほど高くないという声は聞いたことがありますが・・・
とはいえ、私がwebライティングを行った時に、果たしてseo対策ができているのか、
webライティングとしてのクオリティはどうなのか、甚だ自信がなくなるのでございます。
               ふみみ

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